医療法人 順心会 井上病院

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リハビリ

新型コロナウイルス感染症と下肢機能低下の関係

2021.05.21

いつも井上病院をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

本日は、気になった話題とその所感です。

「在宅ワークで緩んだ身体を鍛えよう!」

ロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 人間が立つ、歩く、作業するといった、広い意味での運動のために必要な身体の仕組みを運動器と呼び、下肢は運動器として重要な役割を担っています。運動器の障害により、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、一般的に「ロコモ」と呼ばれています。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなり、健康寿命や生活の質にダイレクトに影響を及ぼします。

ロコモは一見高齢者の疾患のようですが、若いからといってあなどれません。実は現代の若い世代は、社会の利便性の発展とともに、今の高齢世代が若かった頃よりも体力や下肢機能が低下していることが知られています。

さらに、コロナ禍による生活の影響も懸念されます。筆者らが2020年5月の緊急事態宣言中にスマートフォンアプリを通じ約4,000名に実施したアンケートでは、新型コロナウイルス感染症の影響により日常生活に変化のあった項目として「運動」が最も多く挙げられ、実に76パーセントの人が「運動不足」を課題と感じていました。運動不足が続くことにより、早期のロコモ発症のリスクが懸念されます。

https://rigakulab.jp/2021/05/12/id000092/ より引用

もう半年~1年コロナ禍は続きそうです。後回しにせず、今出来ることを行動に移しましょう!

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